ハロウィンの歴史
色々な文献も出回っていますし、日本でもかなり馴染みになってきましたので、
その歴史を知っている人も多いかと思いますが。
起源となるのは、古代ヨーロッパの中部と西部を原住とするケルト人の「サムハイン祭」
秋の最後の日に、悪霊や、魔女、精霊が訪ねてくると信じており、
人々は身を守るために、仮面をかぶり火を焚きました。
やはり、宗教色が濃いものであったようですが、キリスト教との関りによって
形を変えていったようです。
では、どのようにして、今のハロウィーンになったのでしょうか。
アイルランドや、ケルトの習慣では、キリスト教が普及する前から、
精霊を祭る夜を、「ハロウ・イブ」と呼んでいました。
それが移民によって、アメリカ合衆国に持ち込まれたときに、
なまり、変化して「Halloween」になったようです。
今は、仮装をしてパーティやイベントを行うことが目的の一つになっていますが、
アメリカから、元々のヨーロッパ、そして、世界のイベントとして広がったものとなっています。
ハロウィーンのジャック・オー・ランタン
ハロウィーンと言えば、カボチャ。
ジャック・オー・ランタン。
カボチャを、目、鼻、口と顔型にくり抜き、ランタンにしたものです。
今はハロウィンと言えばカボチャですが、
昔はカブを使っていたようですが、アメリカでは手に入りにくく、
カボチャに移行していったようです。
ジャックという名前は、悪人の名前として言い伝えられています。
強欲で、乱暴者で、酒飲みのジャックは、魂をとりに来た悪魔を騙し、
魂をとらない約束をさせます。
時が過ぎ、この世を去ったジャックは、悪い事ばかりしてきたため、天国に行くことができません。
悪魔に魂を渡さない約束をしてしまったので、地獄に落ちることもできません。
死後の世界への立ち入りを拒否されたジャックの魂は、
行き場を失って、カブのランタンをもって彷徨っっているそうです。
そんな言い伝えが、今のカボチャのランタン、「ジャック・オー・ランタン」
の由来です。
ハロウィーンカラーの意味
ハロウィンと言えばカボチャのオレンジ色が象徴となっています。
それと同時に、収穫祭という意味合いもあり、熟れた実物のようなイメージもありますね。
オレンジという色は、太陽を思わせます。
太陽光をたくさんもらって、成長し、実っていくイメージと重なります。
また、ランタンに灯った火も、暗がりではオレンジに見えてきます。
そして、ハロウィンと言えば黒!!
これは、その起源にもあるように、悪霊、悪魔のイメージです。
黒という色は、太陽光エネルギーを遮断する色です。
色を全て吸収してしまう無彩色です。
ハロウィーンでは、コウモリや、蜘蛛の巣、魔女の衣装、
といったモチーフで出てきます。
また、ハロウィンにはよく紫も登場します。
紫も独特な世界観を持っています。
神秘的な色でもあるので、死後の世界や、非現実の世界を意味する色でもあります。
ハロウィンカラーの心理効果
さて、このようなハロウィンカラー。
最近では、ハロウィンは、宗教色もなくなり、お祭りのような位置づけで、
各国で、イベント、仮装パーティなど取り行われているようです。
エンターテイメント性があり、クリスマスよりも、数倍派手な事になっています。
日本でも、まだ残暑の頃からハロウィングッズや飾り物が売り出されてます。
オレンジは、暖色で、明るく高揚感のある色です。
楽しくもあり、社交的な気分を促す色です。
一方、黒は、先に言った通り、遮断するような意味も持った色です。
恐怖や孤独、といった暗黒のイメージが強いですね。
ハロウィンでは、悪魔を表すとともに、黒い衣装を身に纏い
それに対抗して遮断するイメージもあるのでしょう。
オレンジと黒、なんだか真逆な感じさえします。
そして、紫の神秘。精神の色です。
コチラも、黒と合わせられることによって、ダークなイメージがより濃くなります。
本来は、精神的な癒しの効能もある色なのですが、ここでは、より神秘な世界に誘導されそうです。
人は、本来、性質の違いすぎる色を見ると、落ち着かないこともある。
なんとなく、ゾワゾワとするような感じ?なんだか浮足立つような。
それがまさに、ハロウィンカラーの心理なんですね。
恐怖感を拭いたくて、大騒ぎをしたくなる!!
それを助長させるのがベースカラーのオレンジです。
やっぱり、ハロウィンはオレンジがメインです!!
ハロウィンに、オレンジというベースカラーがなかったら、
ここまで、老若男女、世界的なお祭りのようなイベントにはならなかったでしょう。
黒と紫だけでは、パーティもちょっと怖すぎますものね。
ここまで発展したハロウィン。
ハロウィンカラーのメイン、オレンジの色効果が絶大だと思われます!!
Let’s have a Halloween party!!
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