色には性質があるのです。
人には、好きな色、志向によってその色の個性が映し出されます。
まさに色の性格診断
れっきとした色彩心理学データからの導き出したものです。
黒にはどのような心理が働いているのでしょうか。
黒の不言実行
「黒」と聞いてどのようなイメージがありますか?
威厳、頑固、威圧的、カッコいい、毅然、その人によって色々なイメージがでてきそうですが、
果たして、その深層心理はどのようなものなのでしょうか。
「威風堂々」このような言葉がピッタリの黒の気質。
意志が強く、ちょっとやそっとのことではブレません。
常に強い意志で、真剣に物事に取り組んでいるのですが、なかなか表に表してきません。
何も言わずに成し遂げる、いわゆる「不言実行」タイプです。
黙々と成し遂げる忍耐力、実力ともある人なので、
知らぬ間にビックリするような成果を出していることもあります。
ありがちなのは、学生の定期テスト前、仲間内の会話で飛び交うことがら。
どのくらいやったか?内容の難易度、試験問題の予想など
そのような会話の中に進んで入るようなことはまずありません。
聞かれたとしても、最低限の返事しかしないタイプです。
それで、しれっと最高得点など取ったりする。
まさしく黒の気質です。
更に言うと、グループワークなども苦手。
皆で意見を出し合ってやることには、あまり存在感を出そうとしません。
そのあたりが、近づき難く、社交性があるように見えないのかもしれません。
黒の優しさ
黒の近づき難さは、感情表現が苦手なことが影響しています。
喜怒哀楽を表に出すのが人一倍苦手です。
いつもポーカーフェイスなので、何を考えているのか伝わりにくいタイプです。
そして、黒の強さのイメージからは想像しにくいところですが、
人の悲しみや、寂しさ、孤独感を、相当理解しています。
人の心の痛みなどは人一倍わかっているのですが、その優しさを上手に表現できないので、
よほど親しい間柄にならないと、心の内を明かしてくれません。
ただ、相手に対しては、慰めや優しい言葉をかけなかったとしても、
心を汲んだ共感をしている状態であり、そのような行動を心がけます。
言葉に出さなくとも、感じていることは確かです。
黒の弱さ
威風堂々、不言実行の黒の気質で、非常に強い人の印象がありますが、
実は、その内側には、弱さが隠れています。
甲冑の中はどうなっているのでしょうか??
ブレない強固な精神の裏側は、実は警戒心に溢れています。
周囲の人と距離感をおいて付き合ったり、自分のことををさらけ出さないのは、
本音を見せて、自分が傷ついたりすることへの防衛手段です。
もうそれが身についてしまっています。
そのために、敢えて近寄りがたい雰囲気を作り出して、
他者がズカズカと心の中に踏み込んでくるのをシャットアウトしようとしているのです。
常に強くありたい、ブレずにいたい、と思うのも、実はその弱さからです。
ちょっと攻撃的な態度や、上からものを言われるようなことがあると、
自分の強さを誇示して、心の扉を閉めてしまいます。
常に、精神的に自立したいという自己確立の欲求は人一倍強く、
自分よりも強くあるものに、非常に強い憧れがあります。
黒の気質 上手な付き合い方
このような「黒」なので、付き合い方にもちょっとしたコツがあります。
まず、そもそも厚い壁があるタイプです。
人に興味がなく、無感情、無関心に見えてしまうタイプなので、孤立しがちです。
何を考えているのか?どこから近づいたらいいのか?
わからないタイプなので、切り口を探すのに慎重さが必要です。
一気に距離を縮めようとすると、警戒心が強くなり、
ますます苦手な相手としてインプットされてしまいます。
興味のあることなどを、ゆっくりと時間をかけて引き出していきましょう。
黒の気質が強い人も、本当は理解者が欲しいという欲求はあるのです。
ただ、臆病な部分が邪魔をします。
理解者だと思って話したのに、
そうではなかった!とがっかりしたり、傷つくことを極端に恐れます。
なので、少しづつ、一歩一歩でなければ歩み寄らないことを知っておいてくださいね。
1回会った時に記憶に残っていたことを、次の機会に伝えてみる。
例えば、持ち物、着ていた服、数少ない発言していたこと、
前回の記憶をたどって、少しだけ投げてみる。
質問でもいいし、さりげない誉め言葉でもいい。
覚えていてくれた。ということは、
黒の気質の人にとっても、存在を認められたような受容感になります。
全く独りぼっちでいたいわけじゃないですからね。
めんどくさいタイプですか?
そう、だからこそ、面白いんですけどね。
少し、会話をできる間柄になったとして、ここからもゆっくりペースです。
会話の中でも、高圧的な言動をとったり、否定をされると、
途端にシャッターが下りてきます。
きっかけだけ投げてあげて、あとはゆったりとした聞き上手になることです。
そして、いよいよ理解者として認定されたとしても、
やっぱり程よい距離感は必要です。
何も言わなくとも、わかっているよ、大丈夫だよ、
というスタンスで、指図や押し付けをすることなく、安心感を与える存在であることです。
いかがでしょうか。あなたの周り、黒い気質の人はいますか?
ぜひ、少しずつ解きほぐし、良好な関係になってくださいね。
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